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AIテスト設計ツール「TestScape」の活用領域を拡大~シナリオテスト支援機能を新たに追加~

プレスリリース 2026年05月11日

 バルテス・ホールディングス株式会社のグループ会社で、ソフトウェアテストおよび品質向上支援を行うバルテス株式会社(本社:大阪市西区、東京都千代田区、代表取締役社長:田邊浩一、以下、バルテス)は、テスト設計業務における標準化と品質安定化をさらに推進するため、社内向けAIテスト設計ツール「TestScape(テストスケープ)」に、シナリオテストにおけるテスト設計を支援する機能を新たに追加しました。

 シナリオテストでは、業務理解やユーザー視点、カバレッジの判断が求められるため、設計内容が担当者の経験や知識に左右されやすいという課題があります。今回の機能追加により、設計過程と判断根拠を可視化しながらテスト設計を進めることが可能となり、社内におけるレビュー効率の向上や属人化の低減、設計品質の安定化につなげてまいります。

背景

 ソフトウェア開発におけるテスト設計は、品質を左右する重要な工程である一方、シナリオテスト時のテスト設計は難易度が高く、担当者に依存しやすいという課題があります。

 シナリオテストは、ユーザーの操作や業務の流れに基づき、目的が達成できるかを検証するテスト手法です。単一の正解が存在しないことに加え、業務理解やユーザー視点、カバレッジ(テストの範囲や深さ)の判断が求められることから、テスト設計者の経験や知識によって観点や重要度の判断に差が生じやすく、設計品質のばらつきや属人化につながります。また、設計プロセスや根拠が十分に共有・蓄積されないことにより、レビュー負荷の増大や品質の不安定化が生じる場合もあります。

 バルテスはこれらの課題に対し、経験やスキルに依存せず、効率的且つ根拠を持ってシナリオテストを設計できる環境の実現を目指し、本機能を開発しました。

TestScapeについて

 「TestScape」は、バルテスがこれまで培ってきたテスト設計のナレッジを学習させた生成AIと、独自構築したテスト体系「QUINTEE(クインティー)」を基盤としたテスト設計支援ツールです。

URL:https://service.valtes.co.jp/s-test/service/test-scape/

 設計過程を中間生成物(ドキュメント)として可視化することで、根拠に基づいた説明可能なテスト設計の実現を支援しています。 なお「TestScape」は現在、社内利用を前提に運用しています。

シナリオテストにおけるテスト設計の対応内容

 今回の対応により、「TestScape」では、業務マニュアルや仕様書などのインプット資料をもとに、テスト設計を段階的に進めることができます。
 以下のプロセスに沿ってシナリオテストを設計します。

 ①フロー図作成(AI生成対応)
 ②基本シナリオ作成(AI生成対応)
 ③パターン作成
 ④テストケース作成

 AIがフロー図の作成から基本シナリオの作成までを支援し、パターン作成やテストケース作成へつなげることができます。

 これにより、テスト設計の過程を可視化しながら進めることが可能となり、「なぜそのテストが必要か」といった設計根拠の明確化と説明可能性の向上を実現します。

期待される効果

 本対応を含む「TestScape」の活用により、テスト設計業務において以下の効果が期待できます。

 ・より幅広いテスト設計業務での活用
 ・テスト設計工数の効率化
 ・設計プロセスの標準化による品質の安定化
 ・設計根拠の可視化によるレビュー効率の向上
 ・担当者の経験に依存しにくい設計プロセスの構築

 また、バルテス社内の検証では、従来手法と比較して、約40%のテスト設計工数削減の可能性を確認しています。設計過程や根拠を蓄積することで、テスト資産の再利用や継続的な品質改善にも寄与します。

今後の展開

 バルテスは、今後も「QUINTEE」に基づくテスト設計プロセスとAIを組み合わせるとともに、生成AIテストツールを活用したテスト設計の提案・実行を担う「AI-テストデザインコンサルタント」の育成を通じて、説明可能性を担保したテスト設計の実現を推進してまいります。

 

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