ソフトウェアのテスト・品質向上のバルテス、「ウェブアクセシビリティ検証」サービスを提供開始
ソフトウェアのテスト・品質向上におけるトータルサポートに取り組むバルテスは、2024年4月に施行された法改正を受け、ウェブサイトやアプリケーションのアクセシビリティ対応、JIS規格への準拠を支援するため、新たに「ウェブアクセシビリティ検証」サービスの提供を開始いたしました。
URL:https://service.valtes.co.jp/s-test/web-accessibility/
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UI/UX体制の強化によるサービス拡充
当社は2004年の設立以来、年間3,400件以上の品質向上に関するプロジェクトを手掛けており、ソフトウェアテストの分野で豊富な実績を積み重ねてまいりました。また、ソフトウェアテストに関する国際的な資格認定機関であるISTQBの最高位ランク「Global Partner」に日本で初めて認定されるなど、業界内でも高い評価を得ております。
2024年11月にはUI/UXデザイン開発を手掛けるタビュラ株式会社がバルテスグループに加わりました。 タビュラ社は、ウェブサイト制作やアプリデザインなどのデザイン関連サービスを提供し、大手企業をはじめとした顧客から高い評価を得ています。このグループインにより、当社は従来得意としていた品質向上サービスに加え、UI/UXやアクセシビリティをはじめとした領域でも手厚いサービス提供が可能となりました。
バルテスの「ウェブアクセシビリティ検証」サービスの特徴
今回提供を開始する「ウェブアクセシビリティ検証」サービスは、ウェブアクセシビリティ検証から改善・準拠宣言の対応まで支援可能です。
サイト内の調査
ウェブサイト内を調査し、問題点を把握します。調査結果をもとに、今回のアクセシビリティ改善の基準となる「対応範囲」「JIS X 8341-3:2016 適合レベル」「対応度」を協議の上で決定します。
ウェブサイト改善
調査結果と設定した基準に基づいてデザインを行うことで、障がいを持つ方でも見やすいサイトデザインを作成します。
アクセシビリティ試験
アクセシビリティ試験ではJIS規格に基づいた評価シートを使用し、改善結果の診断(試験)を実施します。現状分析からデザイン・コーディングの改善、試験実施、適合レベルの宣言までを一貫して行います。
JIS準拠宣言
ウェブアクセシビリティ試験結果をホームページに掲載し公開します。

Webアクセシビリティ改善対応が重要となる理由
アクセシビリティは一般的に、「障害者・高齢者を含む利用者のアクセスしやすさ」と説明されます。日本では、2024年4月に障害者差別解消法の改正法が施行され、これにより、今まで民間事業者では努力義務であった「合理的配慮の提供」が義務化されました。これを受け、多くの企業がウェブアクセシビリティ対応の必要性を認識し、具体的な対応策を模索しています。
ウェブアクセシビリティは、ウェブコンテンツ、より具体的にはウェブページにある情報や機能の利用しやすさを意味します。ウェブアクセシビリティの対応については、努力義務のため罰則はない(報告義務を怠った場合には罰則がありうる)ですが、今後に重要視される項目となることが予測されます。
ウェブアクセシビリティのガイドラインには、世界で標準的に使われている「WCAG」と、国際規格を制定する「ISO」、国内規格の「JIS規格」がありますが、現在では、全て同じ内容に改定されています。その為、国ごとに違うガイドラインや規格を使う必要はなく、同様に定められた基準を元に、ウェブアクセシビリティの改善を目指すことができます。

DL資料「ウェブアクセシビリティ改善ガイドブック」公開
本サービス公開に伴い、『ウェブアクセシビリティ改善ガイドブック』も合わせて公開しております。
本ガイドブックでは、ウェブアクセシビリティの基礎知識や具体的な改善の流れ、法改正の背景、JIS規格への対応ポイントなどを解説しています。
URL:https://service.valtes.co.jp/s-test/download/document-request-17/


