テスト管理ツール「QualityTracker」正式版 提供開始しました
ソフトウェアのテスト・品質向上支援サービスを提供するバルテス株式会社(本社:大阪市西区、東京都千代田区、代表取締役社長:田中 真史)は、2023年7月3日より、テスト管理ツール「QualityTracker(クオリティトラッカー)」正式版の提供を開始いたしました。

QualityTrackerサイト:https://service.valtes.co.jp/qualitytracker/
「QualityTracker」は、2023年4月3日よりOpenβ版として提供しておりましたが、この度の正式版リリースにあたり、多数の機能改善を行っています。
機能改善一覧
・テスト実施予定日の一括登録
実施予定日の一括登録が可能になり、大量のテストケースに対応できるようになりました。
・チケット表示の改善とエクスポート機能追加
チケット表示を任意の条件でフィルタリングをかけ、更にエクスポートが可能になりました。
・3種類のBTS連携(Jira、Azure DevOps、GitHub)
管理者のみ使用可能だったBTS (Bug Tracking System) 連携設定が一般ユーザーも取り扱えるようになりました。それにともない3種(Jira、Azure DevOps、GitHub)の BTS連携を追加しました。
・他ツールからのデータ移行(テストケース・実施日・結果)が可能に
他テスト管理ツール、Excelテストケースからのデータ移行が可能になりました。テストケース・実施日・結果を取り込めます。
・UI/UXを改善
Openβ版公開期間中に得たユーザーからのフィードバックを元に、ユーザーインターフェースの見直しを掛け、更に使いやすい画面にブラッシュアップしました。
QualityTrackerについて
QualityTrackerは、クラウドベースでテスト実行時の進捗管理、テストケースの管理が可能になるツールです。 EVM※を採用し、工数=仕事量ベースで管理することによって、各テストの進行状況がリアルタイムで表示され、正確な進捗管理が行えます。また、管理者のコスト削減にも大きな効果が期待されるツールです。従来はエクセルなどで属人的に管理されていたテストケースを、データベースで機能や観点と紐づけた状態で管理することでテストケースの資産化を実現し、開発工程における検証作業の全体的な時短効果を見込むことができます。
テスト管理者、プロジェクト管理者、テスト実行者などプロジェクト参加者全員が作業全体を見ることができ、その進捗状況から、管理者はテスト実行者のタスク振り分けを随時行うことで、そのプロジェクトの効率化が可能となります。複数人でのテスト実行において、より効率化向上を見込むことができます。
※ EVM…Earned Value Management(アーンドバリューマネジメント)の略。プロジェクト管理の手法の一つであり、プロジェクトの進捗状況やパフォーマンスを定量的に評価するための手法
QualityTracker導入で管理者の工数30%を削減

QualityTrackerを先行導入した当社プロジェクトでは、作業の見える化が実現できたことにより、テスト実行者の自主的なテスト実行の促進効果が生まれるなど、管理者の工数を約30%削減できました。利用者からは、「テストケースの作成状況を把握しやすい」、「プロジェクト関係者が同じ指標でリアルタイムに進捗状況を確認することができ、進捗に対する問い合わせがなくなった」、「テストケースの資産化ができ、ファイルによる亜種の発生を防ぐことができた」などの効果報告があがっています。
バルテスのテストツールとの連携について
今回リリースする「QualityTracker」は、当社の提供しているテスト自動化ツール「T-DASH」と連携させることが可能です。
QualityTrackerとT-DASHを連携することで、テスト自動化プロセスを取り入れたテスト進捗管理を行うことができ、テスト工程にかかる時間と手間を大きく削減します。
T-DASHで作成したテストラン※をQualityTrackerへ連携することで、自動化したテスト内容をQualityTracker側でも確認できます。また、T-DASHで実行したテスト結果は、QualityTracker上のテストランおよびダッシュボードで確認できます。
上記に加えて、T-DASHとクラウド型モバイルテストサービス「AnyTest」が連携されることにより、AnyTestで行ったテスト結果をQualityTracker上で確認することができます。
※テストラン…テストを実施するケースの集まり


