京都工芸繊維大学との産学連携でT-DASH新機能「画像認識」の開発に成功しました
ソフトウェアのテスト・品質向上支援サービスを提供するバルテス株式会社(本社:大阪市西区、東京都千代田区、代表取締役社長:田中 真史)は、京都工芸繊維大学(所在地:京都市左京区、学長:森迫 清貴、以下「京都工繊大」)との産学連携プロジェクトとして、テスト自動化ツール「T-DASH」の新機能である「画像認識」開発を実施しました。本機能は、2023年4月3日のT-DASHのメジャーアップデート内容に含まれています。
T-DASHメジャーアップデートに関するプレスリリースはこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000225.000030691.html

産学連携プロジェクトの目的
デジタル化の加速に伴いソフトウェアの重要性は高まっています。開発手法や開発プロセスが多様化している現代は、開発現場の生産性向上やソフトウェア開発の継続的な改善が必要となっています。
そのような中で、より効率的でビジネスに寄与する開発現場を作るための手段の一つが「テスト自動化」です。現在、多くの企業でテスト自動化の取り組みを行っていますが、属人化の壁が立ちはだかり、その効果が実感できていない企業も少なくありません。
バルテスはテスト専門会社としてテスト自動化ツール「T-DASH」を開発し、リリース後もアップデートを重ね、新機能追加を行っています。今回、テスト自動化における脱属人化を目的とし、T-DASHの新機能「画像認識」において、テスト自動化共同研究の実施に至りました。
産学連携プロジェクトの概要
本産学連携プロジェクトでは、京都工芸繊維大学 情報工学・人間科学系 ソフトウェア工学研究室 (水野 修 教授, 崔 恩瀞 助教)、京都工芸繊維大学 工芸科学部 情報工学課程 南 翔太さんと、当社のテスト自動化ツール「T-DASH」の画像認識について共同開発しました。
従来、T-DASHはHTMLソースから要素のパス※を検索して取得していたため、画像ボタンやメニューなど検索する文字列を含まないものは要素を特定するためのパスをHTMLソースから特定をする必要がありました。
今回実装した「画像認識」の新機能により、画面要素の画像から画面のテスト自動化が可能になります。
これまで、要素のパスを取得、特定できないとテスト自動化の構築ができませんでしたが、この画像認識により要素のパスを取得・特定せずに、操作したい要素の画像を使ってテスト自動化を構築できるようになりました。
今後も、より実用的なツールにするべく改善を続け、当社の企業理念である、「品質にコミットし、安心・安全なICT社会の実現に貢献」の実現に向け、研究・開発を進めてまいります。
※パス…HTMLのタグや属性を使用して要素を特定するための文字列
京都工芸繊維大学 情報工学・人間科学系 ソフトウェア工学研究室について
2007年に発足したソフトウェア工学研究室。ソフトウェア開発のリポジトリマイニング、そのマイニングを通じたバグの検出方法の確立といった、ソフトウェア開発を可視化する技術を研究しています。
テスト自動化新ツール「T-DASH」

T-DASHサービスサイト:https://service.valtes.co.jp/t-dash/
「T-DASH」はプログラムコードを書く必要がなく、非エンジニアでも“カンタン”にWebアプリケーションの動作確認・検証を可能にするテスト自動化ツールです。従来のソフトウェアテストの自動化を阻んでいた、メンテナンスコスト・技術的難易度に対し、「T-DASH」は、“カンタン”に“日本語”テストケース(自動化スクリプト)を作成することができます。年間2,600件以上の案件を手掛けるテスト専門企業の当社が開発しているため、テスト自動化の基本を押さえたツールとなっています。

